黄昏デザイン研究所


 

ごみの不法投棄問題について




2022年6月2日
 
新宿区は土地が大層高価です。広い家に住みたいのはやまやまなれど、広い土地を小さく区画して売り出すことが多いのです。下図の私道はそれぞれの宅地の持ち主がそれぞれ互い違いに所有しております。複雑な所有関係ですが、種々の理由によりそうなったのです。

これは、夏(2019年7月)に起きた事件です。

実際の様子ですが、奥の2軒と右端の家(外国人のシェアハウス)の前がゴミの山になっています。
左奥は空き家、右奥は外国人のシェアハウスです。
左奥にかすかに見える男(画像は個人が特定できなくなるように改変してあります。)が、少しずつゴミを運んでこのような状況を作り上げたのでした。男の素性については総て調査済みですが、公にはできません。

周りの住民が抵抗しないのをいいことにここまでになってしまったのです。
住民の少女(3歳)が私に何とかしてと頼んだため浄化を引き受けました。

民生委員、区役所、警察、近所の署名、不動産屋を集めて抗議などしましたが、暖簾に腕押しで少しも片付きません。

そして、近所の住民を集めて抗議集会を開催し、彼に日限を区切ってゴミを片付けることを確約させました。この辺りは労働組合委員長の履歴が生きています。

しかし、彼一人では到底片付きそうもないため、私がゴミの分別を手伝うことにしました。
真夏の炎天下2日間ゴミの仕分けをしたのです。住民は誰も手伝ってくれませんでした。
映画の「真昼の決闘」を思い出しました。ボランティアなどそのような覚悟が無いと務まりません。




やっと片付いて路上ピザパーティです。このベトナムの若者たちは、留学とは名ばかりの解体業の手伝いを行っています。恐らく一番危険なことをやらされているのでしょう。左の女性は近所に住むベトナム籍の方で通訳をしてもらいました



綺麗になった現在の様子です。


労働組合タダ乗り論や防衛問題をも含めて考えさせられる問題でした。
ボーっと生きている人間に明るい未来はないということです。