2022年6月2日 |
東京の早稲田古本屋街にある老舗です。私は、若いころから限りなき世話になってきました。店主ご夫妻の人柄に惹かれてファンになる人も多いのです。一度もらい火で大被害を被りましたが、奇跡的復活を遂げております。古本屋の火事というのは、アレキサンドリア図書館の炎上に匹敵するほどの悲劇なのです。集めた本はお金をだせば戻るものではないのです。 https://asakawa.kumazawa.tokyo/ ![]() 扱う書籍は人文科学一般で、戦後の文学全集などが豊富ですが、店内はかろうじて積み上げた本が均衡を保っている状態で、昭和時代にタイムスリップした気持ちを無料で味わえますが、来店の際は引っ掛かりの無い服装でおいでになることをお勧めいたします。 自分の探している書籍を頼んで探してもらうこともできます。この店の運営方針は、基本的に赤字経営です。何しろ昔古書が高価だったころ仕入れた本を原価より安く売っていて、売れた金額を利益と考えているのです 。 更に自分たちの報酬を計算に入れていないため、もはや道楽としかいえません。店を畳むのが一番合理的な選択なのです。現代の寒山拾得とでも申せばよいのでしょうか。このご夫婦の人格に触れるだけでも来店の価値があります。 店主高齢でWeb環境が無いため代わって宣伝いたします。何かご要望があれば、当サイトまでご連絡願います。無料で仲介致します。 169-0051 新宿区西早稲田2-10-17 電話 03-3203-7549 浅川書店 浅川勉 あまり入り浸ると芯から黄昏ますので慎重にご利用願います。 |